ブルガリアの「グランクリュ」

そのネーミングと恐れを知らない大胆なアピールの仕方に賛否両論あるかもしれません。ブルガリアのワインでブランド名が「グランクリュ」。

 

2015年ブルガリアベストワイナリーに選出され、昨年ドイツの世界的なワインコンクール・ムンドゥスヴィニでブランド名「ショパン・コンチェルト」がゴールドメダルを受賞し、ブルガリアベスト赤ワインにも選ばれ、近年欧州で注目著しいブルガリアトップワイナリー・カタルジーナ。

 

そのカタルジーナの若き名匠、醸造家キショフ兄弟が4年の歳月をかけ、満を持してリリースしたカタルジーナの最高峰が「グランクリュ」なのです。

 

 ワインの神ディオニソス発祥の地とも言われ、古代はワイン産業の中心地であったトラキアヴァレー。そんな栄華も夢幻のように消え去り、長年人が立ち入ることが出来ず「ノーマンズランド」と呼ばれていたギリシャ&トルコの国境地帯にあるカタルジーナの矜持としてリリースされました。

 

辺境の地から発信される声に耳を傾けると、ワインの違った側面が見えてくるかもしれません。

【カタルジーナ グランクリュ】

濃いガーネット色。完熟黒果実、ベリー、スパイス、チョコレート、フレンチオーク等の複雑なアロマが鼻腔を満たします。そして円やかでしかも力強いボディ、エレガントな余韻が長く続きます。

 

ブルガリアとギリシャの国境近く、東ロドピ山丘陵地帯「ホワイトソイル」と呼ばれる地域にあるカタルジーナ。醸造家キショフ兄弟が選定したグランクリュ用カベルネソーヴィニヨンは標高が最も低いエリアで、シラーは一番高いエリアで栽培されました。

 

どちらの区画もシナモンの森を葡萄畑に変えたもので、粘土含有砂礫土壌となっています。植栽、剪定から最良の葡萄の選果、発酵、熟成まですべての工程を細心の注意と熱意を持って行い、収穫から4年の歳月を経て遂にリリースされました。飛躍的に進化するカタルジーナの真髄を味わえます。

 

 

 

グランクリュはボトル熟成でこれからもさらなる進化を遂げて行くことでしょう。

 

Katarzyna Grand Cru Cabernet Sauvignon & Syrah 2012

カベルネソーヴィニヨン70%シラー30% 果実収穫20121010

フレンチオーク樽熟成18ヶ月(新樽比率40%)

アルコール度14.5%、総酸度5.5/ℓ、残糖度3.4/ℓPH3.78

 

カタルジーナグランクリュ専用木箱入り 希望小売価格¥30,000