ブルガリアワイン専門輸入販売会社である株式会社トラキアトレーディングはこの度、ブルガリアトップワイナリー・カタルジーナエステイト高品質ワインの販売を開始しました。
カタルジーナ・エステイトはブルガリアとギリシャの国境近く、長年人が立ち入らなかったためノーマンズランドと呼ばれる古代トラキア王国の地に2004年誕生しました。
黄金と駿馬そしてワインで名立たるトラキア王国。その神話に登場するワインの神様は、実はギリシャ神話のディオニソス、ローマ神話のバッカスのモデルになっているのです。
酒神がこの地に生まれたのは偶然ではなく、葡萄にとって最適の風土・テロワールが整っていたからです。
東ロドピ山脈丘陵地帯に広がる550haの葡萄畑は冬も温暖で年間日射量はブルガリア最大です。
1ha あたり4130本の葡萄の木を植え収穫量を660ポンド以内に抑え高いクオリティを維持しています。
天才醸造家・双子のキショフ兄弟が古典的手法と近代的設備を自在に操り、欧州の専門家が驚愕するワインを2006年の初登場以来作り続けています。
今までほとんど市場に出ていないブルガリアワイン。
その中の最高峰、「スーパーバルカン」ブルガリアのサッシカイアをぜひお試しください!
南ブルガリアの至宝
口当たりを意識した赤ワイン
バランスがよいワインとはこんな味わい
レオン4月号
文/ワインスタイリスト藤崎聡子
上質なワインを生産するために
は環境にもいろいろな条件が
あります。一番大事なのは寒暖差です。ブドウにとって昼間は暑く、夜から朝型にかけては涼しくなること。これが簡単なようで実は難しい最大のポイントです。しかも、さらに良い条件を求めるのであれば、風通しがよく適度に乾燥している、日照時間が長い、など自然相手にいろいろ考えなければいけません。世界の名だたる名嬢ワイン産地は、これらの環境条件をクリアしています。また、ワイン産国と呼ばれる国々以外でも実はこれらの条件が整っていて素晴らしいワインを生産しているエリアもあるのです。中でもここ数年ワイン評論家が注目しているのがブルガリア。特に南ブルガリアに位置するトラキアヴァレーで造られるワインのクオリティには目を見張るものがあります。この、カタルジーナワイナリーが生産している「クエスチョンマーク」は、この地方においてトップクラスのクオリティを誇るワインです。ブドウ品種はカベルネ・ソーヴィニヨンとメルロをブレンドしたタイプ。口に含むとカベルネ・ソーヴィニヨンのタニック(渋み)が広がりますが、それをメルロのまろやかさが上手にアシストしていて穏やかでシルキータッチのインパクトに変わります。しかも濃厚。香りも広がり、まるでブドウをかじっているかのようなジューシーさがそこにあるのです。余韻にはショコラやキャラメルといった香りが出てきて非常に長い。全体のバランスもよく大切に飲みたい1本と言えるでしょう。お持たせに使うなら4人くらいのホームパーティー向き。それ以上多ければ数本揃えてください。私はふたりでジックリ飲みたい派。メインディッシュから最後までこのワインを味わってみたい。そう思えたのはやはりワインが持つクオリティの高さだと思います。先ほども言いましたが、バランスがよくしかもブレがない。もう一口欲しくなる美味しさなのです。シンプルですが、牛モモ肉をミディアムレアで焼き、塩コショウを少々。これを食べながら美味しさに酔いしれたい。チーズであれば24ヶ月熟成のミモレットなどいかがでしょうか。ハズシようのない美味しさに納得すると思います。